From アムステルダム

世界一、市民に愛された市長

世界一市民に愛されたアムステルダム市長、エバーハード・ファン・デル・ラーンが末期癌のため辞任。市民に永遠の別れを告げる手紙を発表した。

運河の大掃除

2016年が、皆様にとってよい年となりますように! 今年もよろしくお願いいたします。 よい一年の幕開けに欠かせないのは年末の大掃除。 アムステルダムの運河でも、恒例の運河清掃が行われていました(写真は2015年12月15日に撮影したもの)

映画「みんなのアムステルダム国立美術館へ」に登場する仁王像のふるさと 2

<前ポスト> 古文書によれば、岩屋寺の創建は8世紀にまで遡ると言う。由緒ある真言宗の寺で、廃寺になっていなければ、少なくとも国の重要文化財にはなっていただろうと思わせる、険しくも美しい佇まいだ。アムステルダム国立美術館が「珠玉」と誇る立派な仁王像は、この寺の番人だった。(フォトギャラリーの終盤5枚に写っている木造の小屋が「仁王堂」) 映画の中で国立美術館学芸員のメノーさんは、仁王像の入手までの流れについて「なんだか曖昧で奇妙な話があった」と言葉を濁して多くを語っていない。 昭和40年代後半か50年前後、この2体の像は忽然と仁王堂から姿を消した。「昼間あんな大きなものを動かしていたら目立つから、夜中こっそりと持ち出されたんだよ」と言う地元の長老の話を聞いていると、なぜメノーさんがあんな風に言葉を濁すのかがわかった。なんともやるせない事情で、村のみんなが「国宝級」と崇めた仁王像は、二束三文で売却されてしまったらしい。つい最近になるまで、アムステルダムの美術館にあるなんて村の人たちは知らなかったよ、と長老。駅の待合室で話を聞かせてくれていた彼に、PCに入れておいた開眼式の時の写真をお見せする。「2体ともアムステルダムにあるのかい!?」と驚く彼に、国立美術館の目玉のひとつとして、来館者を喜ばせていると伝える。「仁王堂の中にあった時は、暗かったし、下から大きく見上げるようにしか姿を拝めなかったから、こんなにちゃんと全姿を見たのは初めてだよ。やっぱり立派だねぇ。返して欲しいねぇ。だが、ここに戻ってきても誰も管理はできないから、美術館で大切にされているのが一番いいんだろうねぇ」 その昔、あの寺は賑わっていた、と長老は振り返る。「お祭りの時には、本堂へ続く長い石段の両脇に出店がたって、そりゃあ賑やかで楽しかった」。その石段には今、空になった蜂の巣や、落ち葉が積もっていた。だが本堂の横には随分と新しいほうきがたてかけてあり、時々掃除に来ている人がいるようだった。 美術館には、世界中の宝が集まっている。けれども、時折「なぜここに?」と考えさせられてしまうものにも出くわす。この仁王像もそのひとつ。お金が動いて、美術品が流れる。シリアやアフガニスタンに行けば、無情に破壊されてしまう文化遺産がたくさんあることを思えば、芸術鑑賞を愛する先進国の美術館で大切に所蔵されるならラッキー、と言えるのかもしれない。 それでも、深い信仰の対象として畏れられてきた寺の番人が、まるで夜逃げのように姿を消し闇ルートを渡ってアムステルダムへやってきたかと思うと、腑に落ちないしやるせない気持ちになる。 とにもかくにも、この2体の仁王像にとっては、たくさんのドラマが詰まったアムステルダム国立美術館が、終の棲家なのである。 追伸運転手さんと二人で重装備で山に入ったが、幸いまむしにもスズメバチにも遭遇しなかった。運転手さんは同年代の女性。彼女のお父さんは岩屋寺の近くのご出身とのことで、ずっと電話を介して道案内をしてくださっていた。これまでにも随分と日本国内を旅行をしてきたつもりだけれど、岩屋寺周辺の風景は、私の中では最も日本らしさを感じさせる場所のひとつ。まさに「ザ・日本」。廃寺とは言え、寺を囲む森には、今でも八百万の神々が宿っているに違いなかった。 photo’s: (c) studio frog 2014

へスター財団(Stichting Hester )from update NL

ヘスター・ファン・ニーロプさんの母、アルセーネ・ファン・ニーロプさん(写真)は、2005年、「ヘスター財団」を設立した(2020年1月1日に解散)。ヘスターさん殺害から6年後にシウダース・フアレスを訪れ、同じく娘を殺害された母親に出会った直後のことである。 「心理学の本には、このような衝撃的な出来事の悲しみは、時間が解決してくれるとあります。1年経てば、悲しみは和らぎ始めて行くのだと。でもそれは間違いでした。時間は、耐えがたい悲しみを抱えた人生と、どのようにつきあえばよいかを学ぶ助けはしてくれます。しかし、悲しみそのものが薄れたり、消えて行くことは決してありません」とアルセーネさんは言う。

Ajax-AZ  (from updateNL)

1月19日 アムステルダムのサッカーチームアヤックス対アルクマールのチームAZの、特別な一戦がアヤックススタジアムで開催された。 なにが特別だったのか・・。 それは観戦できるのが、小学生と引率者だけに限定されていたからだ。 警備の事情から、スタジアムは半分のみ使用したが、2万人の子供が一斉に叫ぶ様子は壮観。いつもの試合とは異なる無邪気な活気で溢れていた。