ベアトリクス女王が退位表明

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昨夜28日の夜、オランダのベアトリクス女王が、テレビ番組を通して退位を表明した。
国営放送ほか各局では、夕方以降の番組をキャンセルして関連番組を放映。
国中がこの話題で持ちきりになった。

1月31日に75才の誕生日を迎えるベアトリクス女王が、母親のユリアナ女王の退位を受けて即位したのは1980年4月30日。そして時期国王となるのは、ベアトリクス女王の長男、ウィレム・アレキサンダー皇太子で、その妻マキシマは「女王」となる。
即位式は4月30日。クイーンズデーとして祝日になっている日だ。
オランダでは、これまで3代続けて女王の治世が続いていて、男性が国王になるのは1890年以来、なんと123年ぶり。

世界的にもめずらしく、オランダでは国王が自分の意志で退位を決められることになっている。
ベアトリクス女王は、75才になること、そして今年がオランダ君主制200周年記念の年でもあることから、区切りの良い年であるとして退位を決意したと言う。

「人々と喜びや悲しみを共にできたことを嬉しく思う。国王の責任は、次世代へと引き継がれるべきであると確信している」。そして最後に、「長い間、みなさんの女王として私を信頼してくださったことに感謝します」と述べて、3分ほどの短いスピーチを締めくくった。

君主制に対する否定的な意見が着々と強まる一方、熱狂的な王家ファンも多い。
特にアルゼンチン人の后マキシマが嫁いできてから、王家の人気は更に上昇している。

私も正式オープニングなどのプレスイベントで何度か女王や皇太子を見かけたけれど、彼らの「普通の人ぶり」には驚かされていた。ある美術館のオープニングでは、女王がこっそりと退館する際に出口に居合わせてしまったことがあった。警備の人から「その場から動かないように」と指示されたので、じっと女王さまを見送り「ごきげんよう」とご挨拶をしたら、笑顔で「ごきげんよう」と返してくれた(← ミーハー)

別のプレスイベントでは、臨席していた皇太子アレキサンダーが、遠巻きにイベントを見ていた住民や、プレスコーナーに入れなかった私たち取材陣に向かってとてもさわやかな笑顔を送ってくれたり(← さらにミーハー・・・下の写真)

どちらもミーハーなエピソードではあるけれど、他の国と比べて親近感たっぷりの王家であることは間違いない。

新しい国王の誕生を受けて、この春オランダは盛り上がりそうだ。
(下の写真は、次期国王ウィレム・アレキサンダーと、マキシマ)

DEN HAAG - Portret Prins Willem-Alexander in Paleis Noordeinde in Den Haag. DEN HAAG - Portret Prinses Máxima in Paleis Noordeinde in Den Haag
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