Ameland 渡り鳥と光害3 (from updateNL)

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スヒールモニクオーホ島の隣には、アーメランド島という一回り大きな島がある。
人口は約3500人。島のあちこちに広大な砂浜が広がる美しい島だ。
そして隣島と同様この島もまた、多くの渡り鳥の通過経路上にある。

実は、昨年の冬に放映された「Labyrint」(=英語のLabirinth)という科学番組の中で、アーメランドでは「クリアスカイライト」と呼ばれるランプを一部街灯に使っていることを知り、休暇のついでに見に行ってきた。青緑色の落ち着いた色合いのランプで、「渡り鳥に優しい照明」としてフィリップス社が生物学者や各機関とともに開発したものだ。

人口密度が高いオランダは国中にまんべんなく人が住んでいて、夜になると国土全体が過剰にライトアップされる。「真っ暗闇」はほぼ絶滅寸前だ。

「Labyrint」によると、夜の過剰な照明による「光害」がエコシステムに与える影響についてはまだあまり解明されておらず、本格的な研究が始まったばかりとのこと。
これから何年かかけて、オランダ国内40カ所で様々な動植物と光害の影響が調査されるらしい。

渡り鳥の方向感覚を破壊する光

渡り鳥の中には、夜に渡りをするものもいるらしい。北海には、石油と天然ガスを採掘するために約700の海上採掘ステーションがあるが、毎年多くの鳥が夜間ステーションに突っ込んで死んでいるという。
北海にいくつもの海上ステーションを持つ「オランダ油田会社(NAM)」の依頼を受けて、生物学者ヨープ・マルケーニがこの鳥の奇行を調査した。その結果、渡り鳥には絶対的な方向感覚があるが、それが赤い光によって破壊されてしまうことがわかった。夜渡る鳥たちは海上ステーションの光に集まり、そこで赤い色を含むライトをあびて方向感覚を失う。そしてステーションに突っ込んでしまうというのだ。
一方、赤のスペクトラムを含まない青い光は遠近感を認知できないため、人間の作業用の照明として不適切。そこで渡り鳥にも優しく、街灯などの照明としても適切なライトとして青緑色の「クリアスカイライト」が開発されたのである。NAMの海上ステーションでも試験的に使用されたが、作業員に不評だった。そのかわりに、海に突き出した港周辺でこのライトが活躍していた。通常の街灯よりはやや暗いが、そこで読書をするわけではないので十分だ。

生物学者たちは、「オランダは明るすぎる」と感じている。かつてはオランダに21種類いたコウモリは、15種類に減少した。光害の影響は解明されてはいないとはいえ、影響が甚大であることは明かだ。

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